
本日は、山と海の循環の専門家である、
新井章吾先生に、
今年4月に視察・調査していただいた放牧場を、8ヶ月ぶりに見ていただきました!
今年2月、牛を放牧する前の耕作放棄地は、
淀んだ湿地帯に鉄バクテリアの赤サビ、
ヘドロの臭気に、立ち入るのも大変な状況でした。

そこから、開拓をしながら電気柵を張っていき、
4月11日に3頭の妊娠牛を放牧スタート。
翌日4月12日に新井先生に視察とワークショップをしていただきました。


そこから約8ヶ月の間に、牛が毎日、土を踏んで酸素を供給し、
糞をして微生物を供給してくれ、
放牧場を訪れる度に、みるみる土地が変化
していくのを感じていました。

4月に穴を掘った時には、すぐに水が染みて穴の底に溜まっていたゾーンでは、
今日同じ場所で穴を掘っても、水は染みてこず。
地下の硬盤層が解消し、水浸透が良くなった証拠とのことでした。


掘り起こした土も、ヘドロの匂いはほとんどしません。
色も、グライ層の青灰色ではなく、茶色となっていました。

そこから、水の多いゾーンにかけて徐々に移動しながら視察を進めていただきました。
一番奥の、沼地ゾーン
4月の時点では、全域が赤サビと、鉄による被膜で覆われていました。

牛を放牧して8ヶ月、牛が頻繁に通るところでは、赤サビが見られなくなりました。

沼地の上段は、2年ほど放牧して植生が改善した土地になっており、
上流から酸素を含む水が地下を流れていることが現れているのだろう、とのことでした。
沼地のモザイク状の水色から、地下の水の流れが浮かび上がるなんて、とても興味深いです!
牛の放牧が、明らかに土壌を改善していく。
その詳細過程も徐々に見えてきました!
視察をしてくださった新井先生、
今回アテンドしてくださった中野めぐみさん、
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました😊

森川夫婦と牛たち、地域の方たちと。
森川放牧畜産の放牧場開拓記録
YouTubeにて、8ヶ月間の記録を動画にしております。
こちらもぜひご覧ください!
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